石川県が若者の仕事探しをまるごとサポート
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35歳以下の若者の就職をワンストップでサポートします
石川県金沢市、本多の森県庁舎内にある「ジョブカフェ石川」。実はジョブカフェは通称で、本来の名前は「若年者のためのワンストップサービスセンター」と言います。名称を独自に変更している場合が殆どですが、現在各46都道府県に設置されており、若者の就職に必要なサービスが全て無料で受けられます。就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスがあり、カフェのように気軽に立ち寄れる施設です。また、ジョブカフェ石川の運営する石川県若者就職情報総合ポータルサイト「ジョブNAVI石川」ではインターンシップ情報も発信しており(全国でもインターンシップを行なっているのは石川県と富山県のジョブカフェのみ)若者が知っておくべき情報を数多く発信しています。
「私は主に県内の学生に対しての活動を行なっています。高校生の頃からふるさと教育も行なっておりまして、進学で県外に出られても石川県に帰ってきて欲しいという思いを訴えていますね。発足当初のジョブカフェを利用されていたのは、コミュニケーションが苦手で就職が困難な方が中心だったのですが、今は若者が全体的に就職に対して不安を抱いているので、支援層が圧倒的に増えました。逆に他府県で就職したけれども石川県で転職したいという方の窓口にもなっています。」門間さん(写真左)
「私は主に県外の若者にUターンを促進するようなイベントを行っています。高校は石川県で大学は県外に進まれた学生を対象に、石川県の企業さんを連れて行き説明会などを行います。あとは交流会ですね。昨年から二ヶ月に一回くらいのペースで、企業さんの若手社員を数名連れて行って、東京、名古屋、大阪の会議室とか居酒屋を貸し切りまして、非常にざっくばらんな交流会を企画したり運営したりしています。」太郎田さん(写真右)
ジョブカフェ石川では独自の取り組みやイベントを数多く行なっており、その中でも毎年3月には大規模なイベントが行われます。
北陸最大級の合同企業説明会「いしかわ就職フェア」
2017年の3月11日土曜日に石川県とジョブカフェ石川の主催で「いしかわ就職フェア」が開催されました。県内企業さん322社が参加し、県内外含め1,528名の若者が参加。企業の夢や仕事内容、職場の雰囲気を紹介して多くの交流が図られていました。都心の数万人規模の合同説明会であれば、1時間以上の待ち時間や居酒屋の呼び込みのような企業人事の声かけがありましたが、「いしかわ就職フェア」では学生が移動する時間10分、説明を聞く時間20分、と決められており、全体の進行がとてもスムーズに行われています。
若者の参加は無料で、履歴書も不要。途中の入退場も自由です。学生にとって1日で多くの企業を知れるチャンスであり、選択肢が広がります。実際現地にて「知らなかった~」「次どこ聞いてみよう」「あそこのブース面白かったよ!」など説明会という機会を若者が楽しみながら回っている姿が印象的でした。
ワークライフバランス先進地域いしかわ
他府県に比べ県外進学の割合が低く、また卒業後のUターン者の割合が高い石川県。そこには石川県の「暮らしやすさ」と「働きやすさ」に秘訣がありそうです。
「石川県は女性の就業率が全国1位であり、保育園の待機児童はゼロ。ニッチトップ企業が数多く、日本一のシェアを持つ石川県の企業はなんと50社以上あります。暮らしやすさで言えば山、海、雪、温泉など四季を通じて楽しめるレジャーの多さ。新鮮な食材と豊かな食文化。生活の安全性や利便性が高く『住みよさランキング2016』では4位:野々市市、7位:かほく市、10位:能美市、25位:白山市、29位:小松市、33位:七尾市、と全国813都市のうち、トップ50に6都市が選出されています。結婚後、子育てをするなら都心より石川県がいいと移住されるご夫婦も多いそうです。
先日、女子学生が女子社員から本当のことが聞ける『女子会』を開催したところ『給料はどれくらいか、何に使っているのか、恋人はいるのか、産休は実際何日間とったか、どうやって復帰しているのか、復帰した後育休やお迎えはどうしているのか』など普段聞きにくい具体的な事を聞いており、とても好評でした。大学側からも定期開催して欲しいと言われています。ジョブカフェ石川では今後も声を聞いて、石川県で働きたい若者をサポートします。」