会社を通じて、地元・石川県の魅力を高めたい
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人生の節目に、地元へUターン
2018年3月にヨシダ宣伝株式会社に正社員として入社した近村亮佑さんは、地元の石川県出身。大学進学を機に上京しましたが、大学卒業後、東京で働きながらも「いずれは石川に帰りたい」という思いを持っていました。
30歳になる少し前に、結婚を決めた近村さん。Uターンの夢を叶えるには良いタイミングと考え、石川県の転職情報を調べ始めます。
転職サイトに登録をしていく際に、「いしかわ就職・定住サポートセンター(ILAC:アイラック)」と出会い、最終的にILACを通じて、金沢市に本社のある、ヨシダ宣伝株式会社への入社が決定しました。
ヨシダ宣伝株式会社は、2019年に創業100周年を迎える、歴史ある広告会社。広告宣伝、サイン&グラフィックスをはじめ、商業・文化空間づくりやイベント企画運営など、事業内容は多岐に渡ります。社員のみなさんも、一級建築士をはじめ、様々な資格を持った強者揃い。確かな知識と技術でアイデアを形にし、魅力を伝えるコミュニケーションを提供しています。提案から施工・実装までを一貫して行うワンストップのスタイルで、日々丁寧なものづくり・場所づくりを目指している会社です。
石川への転職を、新しいフィールドへの挑戦に
実は、近村さんが広告業界に関わるのはこれが初めて。前職では、子どもに関わるNPO 団体に勤務しており、企画運営から営業・チラシ作りまでを担当していくうちに、マーケティングやデザインの仕事に興味を持ち、広告業界への転職を意識するようになりました。
転職先としてヨシダ宣伝株式会社の営業職を希望したものの、やはり他業種へ飛び込むことには少し不安がありました、と振り返る近村さん。石川県内の会社について手探りで情報を集める中、ILACの細やかなサポートは、とても心強かったそうです。
結果、第1希望であるヨシダ宣伝株式会社の入社面接を受けることになってから、採用決定までおよそ1ヶ月という、スピード内定獲得となりました。
ILACの谷川さんに近村さんのことを伺いました。
「近村さんはとても前向きな性格で、この前向きさが周りに及ぼす影響は、企業にとって大きな価値があります。組織の中に1人でもポジティブな人がいると、全てがうまく回りだす。彼のいいところは、このポジティブさなんです」
「近村さんご夫婦は、石川で暮らしていくという思いや、やりたい仕事の内容にブレがなく、こちら側としても企業を紹介しやすかった。そういったことが、近村さんと企業、双方の希望に当てはまる転職につながったと思います」
転職活動で近村さんのようにスムーズかつ納得のいく結果を得るためには、自分自身の中で本当にやっていきたいことの優先順位をはっきりさせることが大きなポイントと言えそうです。
今までの経験を、地域の将来を考える力に
入社して最初の1か月程は、職場の先輩方と積極的にコミュニケーションをとることを特に意識したという近村さん。入社から約半年を過ぎた今も、分からないことはちゃんと聞ける環境を作ることと、良い人間関係を築いていくことを心がけているそうです。
「写真撮られるなら、床屋行っときゃよかったなぁ~!」と、明るい笑顔で場を和ませてくれた近村さんに、入社してから約半年経った現在の心境を伺ってみました。
「実際にUターンをして、石川県や金沢市の観光財の持つ力の大きさを実感しています。また、その反面、変わっていく時代にこの魅力をどう持続・進化させていくか、それに対して今自分がいるヨシダ宣伝株式会社でどんなお手伝いができるのかという大きな問いと常に向き合っています。県外にいた経験から得た客観的な視点を大切にしつつ、自分が育ったまちにどう貢献できるかを考えていきたいです」
「石川の食材は、野菜も魚介類も、なんでも美味しくて文句なし!」と夫婦で太鼓判の近村さん。地元に根を下ろし充実した毎日を過ごしながら、これからの将来を、前向きに見つめています。