不動産業の域を超えて、野々市でのまちづくり
- #まちづくり
故郷になりつつある、野々市市
30年前、人口約8000人の町だった「野々市」。徐々に人口が増えていき、4年前に「市」となりました。
今では定住した人の「ふるさと」になりつつあります。
この地で根を張り、45年間歩んできた絹川商事さん。不動産と建設を通して、たくさんの人の暮らしを支えています。3代目の社長である絹川善隆さんは、住んでいる人にとっての「ふるさと」になることを考え、幸せで楽しいと思えるまちであってほしいと言います。
絹川商事さんは「HAPPY SMILE 人と暮らしを大切に」をサービスコンセプトに、アパート・マンションの仲介や開発分譲、マイホーム建築などの不動産業・建設業を行っています。その他にも、地元の地域誌とコラボしてフリーペーパーを出したり、地元で活動するものづくりの作家さんやボランティア団体を紹介するラジオ番組を持ったり、地域のイベントにも積極的に参加しています。そして今年からは、地域の子育て団体とともに子育て相談会を始めます。
企業としてだけでなく、絹川さん自身もまちづくりへ強く関わっています。
「野々市市 市民協働のまちづくり市民会議」の議長を務めており、市民協働によるまちづくりを推進し、地域活性化を目指して活動をしています。
企業としてまちづくりに関わるのは勿論のこと、自身としての活動にも積極的です。
まちをより良くするために活動
絹川さんは、「野々市市 市民協働のまちづくり市民会議」を通して、地域のために活き活きと活動する人達と出会いました。頑張る人たちとともに、まちをより良くするため積極的に活動をしています。
「まちづくりで大切なのは、『このまちが好きだ』と想い、まちを愛し、まちづくりを一緒に考え行動する仲間を作ること。つまり、まちづくりは人づくりなんです。自発心、連帯感、そして創造力がまちづくりの要です。」地域活動をする人と出会い、そう思うようになったといいます。
絹川さんは、まちづくりの活動を通して、人と人とを繋ぐパイプ役になろうとしている、と感じました。
「野々市が好き」という人を増やしたい
「そして野々市市には、適度な自然、文化、住みやすさがあります。もっともっと、野々市市に住んでいる人に野々市市のことを好きになってもらいたいし、外から来る人達にも魅力を伝えたい」
まっすぐな瞳でそう話す絹川さんから、野々市市への愛情を感じました。
「自分は生まれも育ちも野々市市。これからも野々市市で生きていきます。野々市が好き、という人をもっと増やしていきたい」
一生を過ごすこの地域を、自分だけでなく住んでいる人みんなにとってより楽しく、より元気にしていきたい!お話を聞いていて、そんな気持ちが伝わってきました。
お仕事でも、まちづくり市民会議でも、野々市市に住んでいる方との交流が多い絹川さん。そんな絹川さんの環境が、野々市市への愛情につながっているのかもしれません。
絹川商事さんの社員の採用基準にもそれは表れています。
「笑顔が素敵で、野々市が好きな人と一緒に仕事がしたいですね」
まさに、絹川さん自身がそういう方です。
「野々市が好き」という人が、これからどんどん増えていきそうです。