トップ 移住者インタビュー 税理士法人中山会計は地元企業のみなさんと共に未来へ

2016.03.19
金沢市

税理士法人中山会計は地元企業のみなさんと共に未来へ

  • #お仕事情報

若くて活気溢れるオフィスへ

社名が入った大きな建物に入ると、明るく開放的、活気あふれるオフィスに驚きます。20〜30代の若いスタッフの多い、都会的なスピード感と躍動感を感じさせるオフィスは、一瞬「会社を間違えたかな」と思うほど。会計事務所って、きっとピンと張りつめたオフィスなんだろうと想像していましたが、かなり違います。「みなさん、そうおっしゃるんですよ」と笑うのは総務課の鍛冶さん。訪問した日は3月の上旬。年末調整や確定申告があり、会計事務所では一年で最も忙しい時期です。でも、「殺伐としているでしょう」という鍛冶さんの言葉とはうらはらに、むしろ楽しそうな空気さえ感じられるオフィスです。

中山会計人事

石川県金沢市の税理士法人中山会計は、来年で創業50年。歴史のある税理士法人です。現在の代表は2代目。社員は35名という大所帯で、税理士5名のほか中小企業診断士、相続診断士、M&Aスペシャリストなどの専門家が揃い、次代を見据えながら挑戦を続けています。

中山会計は、起業支援、税務会計、経営計画、相続、M&A、事業再生などのスペシャリストとして、地元企業のサポートしています。さらに、地元で活躍する中小企業のバックアップとして、人材育成のサポート、ネットワークを活用した旬の情報の提供なども行っています。最近は起業をする方も増えてきているそうです。その代限りで終わる税理士事務所が多いなか、50年続く事務所は全国的にも珍しく、常に変化し続ける社会と経済情勢にアンテナを張り、常に一歩先を見据えた取り組みで次の50年を目指しています。

ターゲットを同世代に変えて

鍛冶さんが紹介してくれたのが、税理士で、M&Aスペシャリスト/シニアエキスパートの資格を持つ、統括マネージャーの小島さん。会計事務所の仕事に魅力を感じ、異業種から転職しました。常に新しいことに挑戦し続けている社風も、性にあったといいます。鍛冶さんにとっては中途採用として一緒に入社した同士。15年を共に歩んできた仲間です。

名称未設定-5

石川県の企業の特徴は、堅実、まじめ、手を抜かない、流れに持っていかれない、地に足をつけている、のだとか。だから創業何十年という歴史を持つ企業が他域に比べると多いそうです。一方で、最近は起業する人も年々増えてきました。そこで5年前に始めたのが、若い起業家向けのサービスです。無料相談やカウンセリングによる担当者マッチング、経営プラン作成、経営者セミナーなどを開催し、2011年から20件以上の起業支援を行ってきました。スタッフが多いこともあり、それぞれが得意な分野を発揮してお客様の対応にあたります。また、起業において必要な「設立支援」「月次報告」「決算申告」「年末調整」がセットで39万円の「39パック」や、個人事業主で確定申告を初めて行う方向けに19,800円の「確定申告19800」など、わかりやすい商品を用意することで、初めてのことだらけ、いくらかかるのか不安…という敷居の高さを無くしています。

39パック

会計事務所が接するお客様は、会社の経営者や役員などの役職の高い方々。当然、年齡も比較的高めです。小島さんも、入社した頃はお客様がみんな年上の方ばかりで、「よくしてもらっていたけれど、どこか孫や息子をかわいがるような感じだったんですよ」。でも、専門家としてもっとお客様、そして社会の役にたちたい。そのために「同じ世代と一緒に成長したい」とはじめたこの若い起業家向けサービスは高い評価を受けています。「今は現場からちょっと離れてしまったのですが…」と言う小島さんは38歳。ここでは更に若い社員たちも活躍しています。「ビジネスは、競争から共創へ。」白と明るい緑色で統一されたパンフレットも、若者を意識したデザインです。同世代の相談しやすいという気軽さと、専門知識や経営ノウハウへの信頼でお客様も増加して来ています。今後の広がりがますます楽しみです。

成長を見守る家族

税務関係はもちろん、コンサルティングも行うため、お客様の業界のことも知らなければなりません。新人が1人前になるには3年の成長ステップがあります。
1年目 お手伝いをしっかりできるようになる(先輩に教えて貰いながら流れを把握しながら、サポート業務にあたる)
2年目 自分のことができるようになる(自分の担当業務を手伝ってもらわなくても遂行できる)
3年目 チームの一員として、みんなと一緒にできる(自分のことは自分でやりつつ、まわりを見ながら業務を行い、時にはサポートに回ったり、連携しながらチームでの仕事をする)

こじまさん

離職率が非常に低いことも特徴の一つです。「社員を辞めさせたくないんです。やりずらいのであれば、やりやすい環境に変えて行けば良いので」と、小島さんは変化することを厭わず、社員みんなが楽しく仕事ができる環境を考えています。そうすることが、結果的にお客様にとっても、地域にとっても良い仕事になるからです。業務は専門の「課」ごとに分担しており、若手社員は先輩と一緒に取り組み共に課題を解決しながら仕事を覚えます。「課」は一つの家族のようなチームです。「知識は勉強するしかありません」と小島さんはキッパリ。ここでのリーダーや先輩の役割は、勉強したくなるような雰囲気、環境を作ることです。以前は会社に対して、もっと指示をしてくれれば良いのに…と思ったこともある小島さん。しかし今は、指示を出して引っ張るだけがリーダーではないと考えているそうです。「最初この会社に入ったときに、自分のあまりのできなさにショックを受けると思う。だから必然的にやらなきゃと思うのではないでしょうか」と小島さん。「大変は大変ですけど、うちは先輩がみんなやさしくフォローしてくれるし、面倒見がいいんです」と言うと、隣で鍛冶さんも頷きます。上司が仕事しているから終わるまで帰れないということはなく、中山会計では現場スタッフが帰れるまで上司が待っていたり、声掛けをしながら見守ります。

中山会計外観

地元企業のみなさんと共に未来へ。
そのために税理士法人中山会計では出身学部を問わず、求人を行っています。お客様と会う機会が多いことから、聞き上手でコミュニケーション能力のある人、多種多様のお客様がいらっしゃることから、色んな経験をし見聞を広げている人、向上心のある人を求めています。県外からの採用にも積極的です。会計のことを全く知らなくても、これまでどんなものを見て、感じて、生きてきたのか。それを大事にしたいと考えています。これまでに受けた刺激で育まれた感性、知性をもとに、ここ金沢の地域とともに未来へ一緒に挑戦し続ける仲間を求めています。ビジネスモデルを考え提案する専門家・会計事務所。会計事務所が元気な地域は、地域も元気になる!!税理士法人中山会計は地域の起爆剤です。