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【学生&社会人】インタビュー型座談会 金沢編part-2

いしかわ交流アンバサダー インタビュー型座談会 金沢編 part-2


公務員を目指す学生も多いですが、実際の現場を訪れる機会はなかなかありません。今回は石川県庁で働く商工労働部にインタビュー訪問をしてきました。
ご対応頂いたのは、労働企画課の大方(おおかた)さん。
メンバーは前回と同じいしかわ交流アンバサダーの青柳君と、松井君。
友人にも公務員試験ために勉強する人が多いとのことで、職場見学を含めお話を伺いました。
石川県庁の仕事は何しているの?、市役所との違いって何?など、民間企業との違いを教えてもらいました。

さっそく県庁に突撃です!


★石川県庁http://www.pref.ishikawa.lg.jp/


※石川県庁商工労働部労働企画課 大方(おおかた)さん(写真左)
※いしかわ交流アンバサダー:松井(写真右)、青柳(写真中央)


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★石川県庁の職場に潜入!



松井:「説明会などでは県の方にはお会いすることはありましたが、実際の職場の風景を見るのは初めてです。イメージしていたより、民間の会社に近いですね。」

大方:「そうですね、この県庁は2002年に竣工して15年立ちますが、見通しも良くて明るい雰囲気はありますよね。」

青柳:「みなさん、忙しそうで何をしているのか気になります…。」

大方:「ここは商工労働部のエリアで、今回のUIターンをしたい人や県内の学生と地元の企業をつなぐことをメインに仕事をしています。主に学生をフォローするチームと社会人をフォローするチームと、役割を決めて動いています。連携することも多いので、情報共有や相談はしやすい環境ですよ。私は学生をフォローするチームにいます。」

青柳:「詳しいお話聞かせてください!」

大方:「では、別室の会議室があるのでそこに移動しましょう!」




◯県庁って何をする所?



大方:「まず最初に県庁の大枠の仕事をお伝えしますね。大きく2つに分けると一つが『①隙間を埋める』仕事と、もう一つが『②枠をつくる』仕事です。①隙間を埋める仕事は、各自治体の取組や組織の取組が独自に動いているわけですが、別組織が仕事を進めるうちに違うアプローチだったけど、目的やゴールが近い方向になっていった時に、一緒にできないかとなる場合があります。その際、県がつなぎ合わせをします。また、最初から一緒に進めていたけど、制度や仕組みがなくて次のステージにいけないときに介入してサポートをしたりします。もうひとつの『②枠をつくる』ですが、例えば、企業単独でセミナーをするよりも、多数企業で合同企業セミナーをしたほうが、参加者にとってもいろいろな企業説明が出てメリットが出ますよね。開催会場のコストを抑えられたり、予算を掛け合わせることができたり、できることの規模が変わってきます。」



ILAC:「エリアの連携と言った意味ではどうですか?」

大方:「石川県内だけではなく、観光の仕事もありますし、県外連携は欠かせません。例えば、全国にPRするために、大都市圏の東京、名古屋、大阪に事務所があります。日本という国というレベルで見たら、北陸エリアの経済圏や文化圏を維持にしないといけませんから、近隣県の福井県や富山県とのつながりも強いです。生活圏として県民はお互いに移動しますからその調整を随時行います。また、県内に焦点を当てると、各19市町と施策や人の動きを共有して全体的な底上げをします。ですので、関わる組織は国と県内と多岐に渡るんです。」

松井:「そうか、なるほど。イメージが出来てきました。県庁の仕事は、そうやってつながりを創っていきながら、大きなアプローチを仕掛けたり、細かなサポートをしたりしているんですね。」

◯県庁のキャリアアップって?



青柳:「民間企業だと、課長や部長と昇格していきますけど、県庁内の仕事だと皆さんのモチベーションってどのあたりにあるんですか?」

大方:「気になりますよね。人にも寄りますが、最終的な業務トップは副知事なんですよ。」

松井:「え、知事じゃないんですか!?」

大方:「そうそう。知事は選挙で選ばれるじゃないですか。でも副知事、部長職は僕らと同じで入庁して現場でキャリアを積んでいます。ですから、副知事や部長職を目指す人もいますよ。」

青柳:「ずっと県庁内の組織で働くんですか?」

大方:「いや、出向もあります。石川県庁ではなく、企業や他の組織に行ってしばらく働いて、ノウハウを勉強して自分たちの組織に還元することが目的です。」

松井・青柳:「出向っていうシステムをはじめて知りました。よくドラマでは聞いたりしましたけど。」

大方:「そうだね(笑)。悪い意味ではなく、組織を強くするためだったり、本人のキャリアを考えて、外部で仕事をするケースがほとんどですよ。ただ、急に内示が出ることも合ったりしますが、働いていると予兆みたいなものはあります。3年ごとに部署や担当が変わるのも、いろいろな仕事を経験するためでもありますが、先程伝えた通り、いろんな組織やエリアの人と関わるので一つの業務しか知らないと対応できないこともあります。また既得権や癒着を防ぐという効果もあります。」




青柳:「大方さんのキャリアはどんな流れだったんですか?」

大方:「私の場合は、1年目は土木課でした。学生時代から石川県内をフィールドワークで調査していたこともあって、1年目は県内の道路や建物について法務局に調べに行ったり、不動産や道路関係の組織と打ち合わせを重ねていました。その後、大阪で商工労働部の打診がありました。6人しかいないチームでしたが、業務は観光から企業誘致まで行うのでやりがいがある環境だなと思いました。当時から広い視点で様々なところと関わりたいと考えていたので、言い機会だと思いましたし、大阪を経験したら石川県内の商工労働部に行けるかなという期待もありましたし、希望も出していましたね。そう、配属も、行きたいところの希望を出して決定されます。」

青柳:「県庁内での働き方って、どんな感じなのでしょうか?また、どの位の裁量があるんですか?」

大方:「大きな金額やスケジュールにもよりますし、担当部局で異なりますが、大阪時代だと6人しかいなかったのである程度は任されていましたね。というより判断しないといけないので責任感もあったのは事実です。その分、若手に任せてくれる環境だったので充実していました。その分、常に意思表示が必要だなと感じています。特にいまいる商工労働部は、判断スピードがとても大事です。同時に正確性も求められます。大変ですけど鍛えられている実感はあります。」

松井:「プロジェクトに関われる以外のプラスアルファのやりがいって何かありますか?」

大方:「ある意味、行政の仕事って企業の模範にならないといけないという責任感はあります。働き方ひとつにしても、行政職員が残業ばかりしていたら、示しがつかないですよね(笑)。また、業務の誠実さだったり公平性だったりと、つくりだすものが基準になりますからね。そういった意味では、とてもやりがいになります。」

青柳:「なんだか話を聞いて、県庁の仕事ってかなり柔軟で幅広い考え方をしないといけないんだなっていう気づきがありました。色んな人が働いているんですね。」



ILAC:「大方さんから最後、就活生に対してメッセージはありますか?」

大方:「好きと楽しいはパワーになる、と思います。人って楽しいことには時間を割きたくなるし、それって情熱に直結すると思うんです。まずは、自分の好きな時間や楽しいと思える時間を突き詰めると一つの答えが見つかるかもしれません。こうやって答えてますけど、学生時代の自分に正座させて聞かせたいって自分でも思います(笑)。未来を考えて行動するってとても大切ですからね。みなさんもがんばってください!」

青柳・松井「ありがとうございます!」

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今回のインタビューを終えて、改めて



◯青柳
前回インタビューの清水さんの話を聞いていろんな理由で転職を行いながら自分が会社で何ができるかを見つけ資格やスキルを身につけて、Uターンという形で仕事にできていると感じました。また、今回は公務員については自分が持っているイメージの公務員である真面目で堅いものがお話を伺うと自分の成長したい方向へ向かう指針をしっかり持って情熱的に仕事に向き合う人なんだということを感じました。
インタビューを通してあまり転職を行った方や公務員の方からお話を聞く機会がなかったのでインタビューをさせていただいて分からなかった疑問点が明らかになり今後の就活に活かせると感じました。

◯松井
「やりたいこと」と「意思を持つこと」がキーワードであると感じました。仕事選びという視点では、周りが評価する大企業を無意識的に選ぶのではなく、自分の経験や価値観に基づいた仕事を選び、仕事をすることに楽しみと期待を感じられる事が重要だなと再認識しました。HATCHi清水さんと県庁の大方さんの場合、その結果として石川をより良くすることに繋がっていますし、「石川を良くしたい」という目的の手段として、楽しめる仕事を選べる人が大きな影響力を持つと感じることができました。

〇石川交流アンバサダー視点からの発展的な感想
「直接的な人との関わり」が重要であると感じました。
地元で働く人の仕事内容は、本人と接しなくても外から理解できる一方で、なぜその仕事に至ったのかという目的意識と、そこで何を具現化したいのかに関しては、本人から直接引き出す必要があるなと感じました。石川で働く「原動力」となる要素はここにあり、その発信を続けることに私たちアンバサダーの価値があると認識を改めました。この機会を設けてくれたアンバサダー関係者の方々に感謝したいです。ありがとうございます。


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これでインタビュー座談会は終了ですが、いかがだったでしょうか?
学生と社会人が、働くについて話すことで、お互いにいい刺激を得ることができたようです。
知っているようで知らなかった石川県のことから、学生は今何を見ているのかがインタビューを通じて知ることができました。

就職活動がなかなか上手くいかない・・・という人は、是非まわりの大人と話すことをおススメします!
社会人も学生が近くにいたら、これからの働きについて同じ目線で話す機会を作ってみてください。
そこからUIターンをするタイミングが見つかるかもしれません!


★前回インタビューの東京編はこちら
【学生&社会人】インタビュー型座談会_東京編part1
【学生&社会人】インタビュー型座談会_東京編part2
【学生&社会人】インタビュー型座談会_金沢編part1
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