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【学生&社会人】インタビュー型座談会_金沢編part1

いしかわ交流アンバサダー インタビュー型座談会 金沢編


前回の東京編に続き、石川県で働く社会人にインタビュー訪問をしてきました。
メンバーはいしかわ交流アンバサダーの青柳君と、松井君。
2人とも石川県出身かつ東京にいて色々と都内で活動をしているとはいえ
実際にUターンをした人の話は聞いたことはないということで
今回は、金沢市にあるシェアホテルHATCHiで働く清水さん(Uターン者)にお話を伺いました。
なぜ都内ではなく、石川を選んだのか。また、なぜ今の会社だったのかの理由を聞きながら、これからの就職活動についてヒントを得ていきました。



いしかわ交流アンバサダー:松井(写真左)、青柳(写真右)
HATCHi清水さん(写真中央)

★シェアホテルHATCHi
https://www.thesharehotels.com/hatchi/

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○まずは施設案内から

清水:「清水です。こんにちは。今日はHATCHiに来て頂きありがとうございます」

青柳・松井:「WEBで知った時、ホントかっこいいと思って今日来ることができて嬉しいです!」

清水:「ありがとうございます。まずは館内を順次案内していきながら、なぜ僕が今この仕事をしているのかお伝えしてきますね。」

★地下の8人のドミトリールームへ。




清水:「この空間は、地下で独立しているので企業さんや学生の合宿にも使われる事が多いです。同じく地下にシェアキッチンがあるので、そこでご飯を作って夜に発表したり、ディスカッションをしたり。使い方はご相談していただいて対応しています」

青柳:「めっちゃ楽しそうですね」

松井:「ゼミ合宿もありますけど、こういった空間でできたらいいなぁ。」


★シェアキッチンスペース。

清水:「設備も北陸の木材や伝統的な工法、家具を積極的に使っています。説明文も載せていますが、実際に使ってもらうことで北陸の良さを体感してほしいですからね。」

松井「おしゃれ〜。組み合わせで北陸のものが活かされてる感じがします。」


清水:「4Fは個室になっていて、すぐ埋まる傾向がありますよ。ドミトリーよりもやはり、3人部屋などは人気です。」

青柳:「いろいろな所にアーティストさんの作品があって迫力があってかっこいいですね。」

松井:「階段で行くとアジト感がありますよね。」


…と、デザインで統一された空間に話が盛り上がって、行く先々を紹介したいですが、今回は座談会がメイン。肝心な部分は是非HATCHiさんに泊まって確認してください!

◯インタビュー型座談会スタート



ILAC:「まずHATCHiに就職したきっかけを清水さんにお伺いしてもよいですか?」
清水:「はい、まずは私が学生時代に何をして、今に至るのか話すところからはじめますね。私は石川県の高専に通っていて、途中でアメリカに行って、その時はじめてアメリカのホテルマンを見て、『うわっ、かっこいいな!』って思ったんです。それで高専を中退してしまって、サービス業をするためにまずはアルバイトで居酒屋していたんです。で、僕も2人と同じようにいい所で働きたいと思って、全日空とかで働きたいと思って、連絡したんですよ、直接。当時は何も知らなくてなにも調べず、もうバイト感覚で、働けますか?って電話をして。」

青柳:「え!?」

清水:「え!?って思いますよね(笑)。電話先で聞いたら、すぐには働けないという現実を知って、石川県内の専門学校のホテル課に再入学したんです。憧れのホテルマンになりたいから、当時は一生懸命勉強してがむしゃらでした。ただ、実習のバイト先でサービス業を一生懸命やるんですけど、いいホテルで働くほどお客さんもいわゆるエリートのお金を持っている人と接することが多くなるということに気づきました。それはそれですごくてやりがいはあるんですが、私がしたいサービスってちょっと違うなぁって漠然と思っていたんです」

松井:「ギャップがあったんですね」

清水:「そう。とはいえ目の前の業務をこなしていったある時、金沢で結婚式ホテルができるって知って、ちょっと面白そうと思って面接受けに行ったんです。ただ、当時はある程度スキルに自信を持っていて、ちょっと天狗になっていたんですよね(笑)。結婚式は宴会サービスの延長でしょ‥って位に思っていて。そのような感じでしたから、面接時に支配人に、ゲストハウスウェディングみたいな事しないとつまらないですよって言ったら、「いいね、そういうの実現させてよ!」と、なぜか気に入られて、はじめての転職となったんです。しかも金沢での地域限定職かと思ったら、まさかの東京配属。ここではじめての東京生活が始まったんです。」

青柳:「初東京でいきなり働きはじめて、どうでしたか?」

清水:「いやー、大変でしたね(笑)。深夜まで働いて、翌朝9時には出社してというのを週5〜6日を繰り返していましたよ。肉体的には大変でしたけど充実はしていました。良くも悪くも緊張感があって。でも、やっぱり時間の流れが違くて「東京で働くモードの感覚」はありましたね。その空間に身をおいてやれている東京感、というのも味わったのも事実です」

「新幹線も通って、実家に帰る頻度も多くなりました。祖父が体調不良になって、母ひとりでの介護は大変だったので手伝いを含めてよく帰るようになったんです。その頃から、東京に来たけど何か残していってから戻ろうと思うようになって、またがむしゃらに働くようになりました。とはいえ、やはりカラダを壊してしまって3ヶ月体調を崩してしまったんです。ちょうどその時、付き合っていた恋人と結婚をどうするかという話になった時、金沢支店への異動の話があがったんです。」

松井:「タイミングが重なるんですね。」

清水:「そう、それもあるんですけど、一番大きい理由があります。実はわたしは山が好きで、よく気持ちをリセットするときに山に遊びに行ったり、ゲストハウスに泊まりに行ったりしていて、将来は自分でもそういった空間を作って経営したいという気持ちはあったんですよね。しかも地元で。地元は小学校から高校まで金沢の寺町で、寺町を盛り上げたいなって想いもあったんですよ。でもいきなり立ち上げるというのは資金もなかったです。
そんなときです、ある広報誌でこのHATCHiができるということを知ったんです。運営会社のリビタって会社?知らないな…。でも作るものは、北陸のものを使った内装で、ゲストハウスで、かつ金沢で、ってどんだけ私が話していた内容を聴いていたんですか!・・・ってくらい私が描いていたことに近い事業内容だったんですよ。もうすぐに電話しましたね、あの学生時代のときのように、働けますか?って、前のめりで。でもそのときはまだ求人が出ていなくて(笑)。その雰囲気が記憶に残ったのか、後日タイミングを見てご連絡いただいて働けるようになったんですよ。」

青柳:「さらにタイミングが重なったんですね、すごい。」

清水:「起業するための規模感を知っておきたかったし、何より経験も活かせて、自分がやりたいことに近づいてるってことも会社に伝えたら、だったらウチで学んで一緒に作っていこうって言ってくれて、ありがたかったですね、ホント。」

 

◯Uターンして夢に近づいた!?




松井「色々とタイミングが揃ったと思うんですが、過去の経験や感性をどう活かしていらっしゃるんですか?」

清水:「大きくは、英語で接客できるのと、人との接し方でしょうか。バイト時代に身につけたことが大きいと思っています。サービスの基礎があったからこそ対応できている部分は大きくあります。ただそのまま入社しただけでは成立していなかったかもしれません。例えば、欧米人の傾向として、食う・寝る・遊ぶ、を重要視していると感じています。ですから、人見知りしない性格なので積極的に声をかける一方で、お客様の性格や文化に合わせて、一歩引いて俯瞰したり、その都度距離感を変えて接しています。人をきちんと見るということでしょうか。」

松井:「なるほど。もう一つありまして、サービス業って目に見えにくい価値を伝えることだと思うのですが、どうやって自分の付加価値を伝えているんですか?」

清水:「面白い質門ですね。そうですね、自分の場合はキャラクター勝ちしている部分はあると思いますが、「満足してほしい」のそれ以上を意識して振る舞っていると思います。経験やキャラクターでまかなうだけではなく、常に引き出しを多くもっておくことで、対応できる幅と深さが生まれます。なので、毎回成長の機会があるので面白いですよ。」

青柳:「たしかに、対応することで学びってありますもんね。」

◯はやくも転職を気にする学生?
清水:「逆にちょっと聞きたいんですけど、私はずっとサービス業にいて就職活動みたいなことをあまりしていないんですね。学生の2人は企業に対する憧れがあるの?やっぱり大手の会社がいいの?」

ILAC:「2人は、いまどのあたりを基準に価値観を持っているんだろう?」

松井:「転職は意識しています。でもファーストキャリアはとても大事だと思っているので、最初どこにはいったら自分を高められるんだろうって考えてます。あともう一つは、一緒に働く仲間。成長環境に関心があるので、お金も大事ですけど、経営者のビジョンも見るようにしています。」


清水:「ほ、ほう…」

青柳:「僕は、いまメキシコに留学したくて、世界から日本を見たときに自分はどう動けるんだろうって知りたいんです。そういった意味では、最初は環境というか場所を重要視しています。自分は自己分析が強みだと思っているので、その状況で何ができるかを考えたいと思っています」

清水:「ふたりともすごいねぇ。たしかに環境は大事だと思います。当時は今いる場所でいま何ができるか考えていましたが、松井君が言うように、いまは誰とやるかを大切にしています。一緒に物事を取り組む人ってやっぱり重要だなと、働きながら実感しましたね。」

松井:「いまのHATCHiの環境だと、いろいろな人が集まって来るように思うんですが、いかがですか?」

清水:「はい、お客様でもクリエティブな仕事やフリーランスで色々活動されている人も多いです。海外のお客様も多いですし、イベントでもよく出会います。ほどよく都会でありつつ、北陸に関わりたいという方も多いので、東京にはない生活の流れを感じられています。実際に、私自身も楽しいことに関わりたいですし、覚悟を決めて踏み切れている人が、物事をやれているなという実感があります。そういう環境にいると、HATCHiでやりたいことが増えたなと思います。自分がまず取り組んで楽しんで、みんなが来てくれるモデルを作りたいですね。」

松井:「転職意識があるのも、それが3年なのか10年先なのか、わからない部分はあります。」

清水:「そうですよね、一人前になれるかどうかが一つのタイミングかもしれないですよね。私も後輩に教える立場になっているので、転職したら寂しいなぁって思います。人としてサービスマンとして一人前になって欲しいので業務の仕方で本気で怒ることあります。その辺り誤解ないようフォローもしますが、秀でた能力を伸ばしてあげたい気持ちが大きいですし、もちろんキャリアアップしたい気持ちもわかるので、どう生きたいかの話しをきちんとしないと難しいかもしれませんね。」

ILAC:「最後に今日の感想をみなさんに聞いてもよいですか?」

松井:「リアルなUターン者のお話が普段聞けないので面白かったです。あと働来ながら判断して意志を持って動くという大切さを学びました。大手企業などのいろいろなインターンに行っていましたが、もっと自分に意志を持って動こうと思います。」

青柳:「東茶屋街に久しぶりにきて、仏具店のイメージしか無かった場所がこんなにカッコよくなっていてビックリしました。そして、今日の話はとても新鮮で自分のことを改めて考えようと思い直しました。リアルな転職話しが聞けて参考になりました。」

清水:「貴重な機会ありがとうございます。私もUターン組ですが、金沢にきてよかったと言う人とよく出会います。Iターンの人もそう言ってくれる人も多いです。とはいえ、一方でその人の地元を思うと悲しくなる気持ちがありますが、いまどこで生きるのかを自分で考えて行動するのが大事だと思います。そういった意味で、まずは地元を知ろう!ということを最後のメッセージにしたいと思います。」

ILAC:「ありがとうございました!宿泊もとても良くてまた来たいですね」

清水:「ぜひ!」

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実際に働いている場所でのインタビューとなった今回、金沢にUターンした清水さんのリアルな話を聞けて、これからの働き方を見直すきっかけとなったアンバサダーの2人。
東京に来て、やりたいことを見出しながらも地元を気にする学生の2人も、今すぐにでもなくどう地元と関わるかのヒントを得たようでした。
就職活動が始まる時期になって、金沢での説明会があるときは、HATCHiに友達と泊まって活動をしたいとのこと。みなさんもHATCHiに立ち寄った際には、お声がけください。

次回は、石川県庁へのインタビュー。
『公務員』を目指す方は多いですが、実際にどんな仕事や思いで働いているのかを聞いてきましたのでお楽しみください。

★前回インタビューの東京編はこちら
【学生&社会人】インタビュー型座談会_東京編part1
【学生&社会人】インタビュー型座談会_東京編part2
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