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【学生&社会人】インタビュー型座談会_東京編part1



 
10/29、台風が東京都内に接近する中、行われたインタビュー型座談会。
いしかわ交流アンバサダーのタナベ君(左から二番目)とキスケ君(写真中央)が学生を代表して、社会人に「働くこと」について様々な意見交換を行いました。
ゲストは、石川県七尾市にある株式会社御祓川からコーディネーターの岡本さん(写真一番右)と東京の企業で働きながら、御祓川の東京側コーディネーターをしている酒井さん(右から二番目)。
なぜ今の会社を選んだのか、就職活動をする上で何を大切にしたら良いのか。終始笑い声も起きる雰囲気で行われたインタビューでしたが、人事部とは異なる先輩社会人からのリアルメッセージに、戸惑いながらも新たな気づきを得ていった学生アンバサダーの2人。

キーワードは、「会社選びのポイント」・「どの地域で働くか」・「いま何が大事か」。
Uターンという切り口ではなく、これから働くうえで、考えるべきことは何かを吸収する時間となったようです。


※株式会社御祓川のホームページはコチラ
※インタビュー型座談会の前編は東京編。後半は石川で働く人のインタビューも後日公開となります。

それでは、台風の日に開催された東京編のレポートになります。

 

◯会社選びのポイント



 
タナベ:「今の会社はどうやって選んで入ったんですか?」

酒井:「今の会社は転職して入社しました。大学時代、本当は旅行業界で働きたいという想いがあったのですが、企画ができる部署ってごく僅かで、夢をかなえるには難しいという現実にぶち当たったときに、これはもう視点を変えて就職活動をしようと決めたんですよね。当時、私が就職活動をしたときは、ちょっとしたITバブルがあった時だったので、1社目は稼げるという視点に絞って、IT企業しました。そして、それなりに充実していたんですが、子育てをするようになって産休にはいって、復職しようと思ったときに、ふと考え直したんです。やりたいことってなんだろうと。母親になって見える世界が変わったとき、社会は地域にあるって事に気づいたんですよね。そしたら、母と子供の地域の課題を解決したいなと思うようになって、食というテーマで35歳になって転職を決めました。当時はそういった転職の仕方をする人は居なかったみたいですね(笑)」

キスケ:「凄い…」

岡本:「僕も2社目ですね。学生時代から、まちづくりには興味があったんです。1社目は地元の岐阜で旅行ベンチャー企業に就職して、1年半後にいまの七尾市にある御祓川に転職をしました。ただ実は、1社目の内定は結構紆余曲折をして取ったんですよ(笑)。当時、働く事を考えた時、3年経ってから地方で働くか最初から地域に行くか悩んでいたんです。東京の企業の内定も取っていました。でも、やっぱり最初から地方に行って具体的に仕事をしたほうが面白いと思って、卒業2ヶ月前に内定を頂いていた会社を辞退して、地元のベンチャー企業の社長にご縁があって卒業1ヶ月前に内定が決まって働いたんですよね。で、そこで仕事をするうちに御祓川に出会ったんです。」

タナベ:「いま僕は大学で交通とまちづくりを学んでいることもあるんですけど、岡本さんのしごとに興味があります。御祓川さんに転職した時、どの判断の基準で選んだんですか?」

岡本:「どの判断軸かというと色々あるんですが、大事にしているのは、いま情報がたくさん入ってくる中で、自分に持っていない情報に価値があって、それを活用しようとしているのはあります。特に自分が知らないもの。縁遠いものほど価値があるかなと考えています。自分が知らないまま、ご縁を切ってしまうのはもったいないなという感覚。だからこそ、興味がなかったものを自分で切るタイミングが大事で、「選ばない」タイミングが一番感覚を大事にしているかもしれないですね。当時の御祓川の仕事が僕にとって価値がとてもあったんです。もちろん今もですけど。」

酒井:「そうだね。どこに価値があるかは本人次第なんだけど、情報の選択は
とにかく“量に当たること”が大事。情報の良し悪しは、見ないとわからないし、量に当たっているとわかっていく。そして、得た情報を循環させることに価値があると思うの。この情報が次はどう使うのかを考えて記憶するのね。自分にとっても社会にとっても。次に使えない情報は覚えておく必要はないじゃない。選ぶときのポイントを磨くのは大事だよね。」

 

◯安定する船?チャレンジできる船?


ILAC:「学生の2人は、就活しようと思ったときに、大事にしている視点ってどこかな?」

キスケ:「うーん・・・自分の目的ややりたいことに挑戦することも大事だろうと思いますが、安定の方向も頭にチラついてしまうのも事実です。Uターンを考えているので、石川県の会社であること。見ているのは、休み、残業など。給与はそこまで気にしていないです。あとは、実家から遠いとか、家族とは離れ離れは避けたいというところを気にしまっています。」

タナベ:「僕は茨城出身なんですが、ゼミで石川県に行くことがあってから、石川で働きたいという想いがあるんです。ただ、選んだその会社でやりたいことがどう実現できるかを見ているところはあります。いま学んでいることに近づけることができるか。その視点が大きいです。」

酒井:「なるほど。では、一つ、私達社会人のアドバイスを聴くときに大事なポイントを伝えるね。一つはその人のオリジナルのキャラクター性。二つ目は自分にもできるかという再現性。後者の再現性のほうが2人には大切かなって思うの。なんでかっていうと、社会は変わっていくものじゃない。“安定する“を例え話にする時、船の表現がわかりやすいかな。」

キスケ:「船、ですか!?」



酒井:「いま社会環境ってどうなるかわからないから暴風雨にいる状態とイメージしたときに、2人ならどんな船に乗る?あと50年働き続けるとして、どの観点で船選びをするのか。お金をしっかり稼げる耐久性がよい船なのか。地域に小回り良く入れる船なのか。設備だけではなくて、どの進路に向かう船なのか。」

タナベ:「なるほど。」

酒井:「選ばなくても、船には乗れるんだけど、これから3年後、自分はどんな生活をしたいのかイメージしていたほうが、船の行き先と違ったときにギャップが少なくていいと思うのね。たとえば、株式会社キスケ計画を立てたときに、毎年どのように変化するのか考えたほうがよいかな。自分がはいる会社の計画と、自分の計画がずれていたら困らない?」

キスケ:「たしかに…」

酒井:「どう生きたいかと、どう働きたいかを整理したほうがよいと思うの。いくらもらえるか、と、どんな仕事に関われるのか、という点で精査すると良いかな。だから会社をしっかり見ることも大事だけど、自分のこともしっかり見るのが大事なんだよね。」

タナベ:「いまはお金をすごく稼ぎたいというよりは、やりたいことに時間を使いたいと思っています。その地域だからできる仕事ができればと。公務員だったら、まちづくりに関わる仕事。でも退職するまで、例えば道路だけをやるのか、ずっと同じいる所にいるとつまらなくなってしまうんじゃないかという心配もあります…」

ILAC:「同じいる場所で楽しめるかってことかな?」

酒井:「その話をするならば、最初の一歩は大事かもしれないけど、そこでどうするかがもっと大事。ずっとダメだなーと思い続けるのがよくない。どんどん行くことが大事だよ。やることが次で見つける。セレンディピティって言葉知っているかな。やりたいって言っている人は、紹介してくれる社会だと思うの。先輩は見てくれているし、みんな次の世代の応援をしたいと思っている。だから“やりたい!”という思いを発信しながら、目の前の仕事をこなしていくフローがとても大事なんです。来た仕事を全部やる気概も必要かな。」


…つづく
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就職のアドバイスから、だんだんと働き方の考え方、生き方として何を大事にするのかが深まっていった座談会。

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