ILAC

人生の旅はまだまだ途中。明日の石川県を一緒に作る仲間を募集中!

世界を旅して人とつながる


店の扉を開けると食欲誘うカレーの香り。「あー、どうも。いらっしゃいませ」
長身でひげを生やし、帽子を被った独特な風貌で出迎えてくれるのは、店主の澤邉公亮さん(=コースケさん)。石川県河北郡に生まれ育ちました。大学卒業後、これまでいろいろな国を旅してきましたが、石川県にUターンしてきました。海外とは全く縁のないサラリーマン家庭に育ち、自分自身も旅に目覚めるなんて思ってもいなかったコースケさん。ピースボートの旅から世界を旅する生き方が始まりました。年齢・国籍に関わらず、老若男女いろんなことを教えてくれた仲間に出会い、言葉ではない、コミュニケーションから、心で通じ合える友達がたくさんできたことが、大きかったのかもしれません。

石川県でお店を開業コースケさん

その後も、日本料理を学ぶきっかけと、忘れえぬ友との出会いになったタイへの旅。行きたくて夢にまで出てきたインドへの旅。所持金が底をつきかけ、帰国するか迷いながらも、思い切って渡ったオーストラリアの旅等々……。当てもない旅には、新しいモノとの出会いもあれば、ピンチとの遭遇もあります。生活もままならないことも……。でもそんな時、新たな「人との出会い」が助けとなりました。「旅で、ピンチをチャンスにする強さを学んだ」とコースケさんは話します。そして、お母さんが体調を崩した連絡を受けたことが、Uターンのきっかけとなりました。

お店は“地元のよりどころ”


かほく市カレー屋

コイノボリ食堂のカレー

帰国後は、弟と一緒に農業を始めましたが、それだけでは収入も厳しく、次第に何か別なことをしたいと思うようになりました。そこで思いついたのが、以前インド・ネパールに滞在していた時に出会った、ネパールの代表的な家庭料理「ダルバート」。豆スープ・米飯・カレー味の野菜・漬物の4つがセットなったものです。友人たちに振舞ってみたところとても評判がよく、“ネパールカレー”と名前を付けて、思いきって2015年8月に、石川県かほく市に店をオープンしました。新しい土地での店のスタート。あいさつ回りをしたこともあって、はじめは近隣の人も来店してくれました。しかし、独特の味わいが地元の方になじめず、お客様の足は遠のきがち。コースケさんは今、この店が“地元のよりどころ”として、足を運んでもらえるように、「食」や「旅」などを切り口にしたイベントも企画しています。

「金沢市内や県外から、この味を求めて来てくれますが、やっぱり地元の人に来てほしい」、そう話すコースケさんに来店していた女性3人が、「人柄が面白いじゃない!」「好きなのよー。だから応援したいと思う」「料理もおいしい。私たちうそは言わないよ」と、熱いエールを送っていました。

コイノボリ食堂

かほく市で新しいカルチャーがつくりたい!


山と海が身近にあり、野菜も魚もおいしい石川県ならではの、自然を生かした「まちづくり」をして行きたいと考えるコースケさん。これからチャレンジしたいことは、たくさんあります。

・輸入やフェアトレードをして、旅でお世話になった恩返しに、ネパールでつくられたものを日本で販売すること。
・旅で見て来て感じたことを子どもに伝え、音楽を通し自由な教育で、子どもの個性や長所を伸ばしてあげられる人になること。
・海外旅行離れをしている若者に、海外に行くチャンスをつくり、外国と石川県をつないで、石川県を盛り上げる仲間をつくること。

「まだまだ人生やりたいこといっぱい。旅は一生やめられないです」笑顔で語る向こうに、固い意思を感じました。コースケさんがすぐに始めたいと思っていることは石川県のPR隊として、ネパールカレーと石川県の野菜を携え、「石川県に住みたい、働きたい」人を増やしに、東京のイベントへの参入すること。次なる「コースケさんの旅」なのかもしれません。

こいのぼり食堂
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