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日常にほどよい自然があるまちで 夢を叶えるお手伝いをしています。

相談相手の話をよく聞く。仕事はそれから。


能美市役所の地域振興課で移住・定住促進を担当している中西 舞さん。2018年の4月から新しいミッションが増えたという。それは、能美市へ移住を希望する方の相談をワンストップで受け付ける「のみ移住サポートセンター」の移住相談員。中西さん自身、金沢の出身で、県外での生活を経て、約10年前にJターンで能美市に移住・就職しました。新たにスタートした移住相談員が日々どのような仕事をしているのかをうかがいました。

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「移住相談員として何をしていますか?と聞かれたら、『のみ移住サポートセンターにいらっしゃった方や、センターに電話をかけてこられた方の移住に関する相談内容をきちんと聞いて、その希望に応えるためにお手伝いをしている』というシンプルな答えになります。能美市役所の職員という立場もあるので、『おすすめの不動産業者を教えてください』と聞かれても、公平・公正を期して、市内にある不動産業者のリストをお渡しできても、特定の不動産業者さんをおすすめすることはできません。このあたり、相談者の想いに100%応えられず、申し訳なかったり、歯がゆく思うことは多々あります。」

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相談を聞いていると、能美市への移住者の多くが、親族が能美市に住んでいたり、仕事場が能美市にあったり、子育て環境の充実を友達から聞いていたり、何かしらの「縁」がある人が多く、基本的な生活環境や土地勘をもっていることが多いのではと感じることが多いそうです。「新規で就農したいという相談であれば、就農に詳しい職員と連携したり、県のいしかわ農業総合支援機構につないだりします。起業の相談であれば、創業支援補助金や能美市商工会とつなげてくれる職員に連絡します。移住相談員の仕事って、一人でできるものではないんです。職場の人、能美市で暮らしている人、移住相談の内容に詳しい専門の人、いろんな人に助けてもらいながらの毎日です(笑)。地域振興課6人全員が移住相談員ですが、課のメンバー全員で相談情報を共有して、それぞれが持っているネットワークをフル稼働させて、相談にいらっしゃった方が幸せな移住生活が送れるお手伝いをしています。」

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のみ移住サポートセンターは4月からスタートし、広報誌や市役所のホームページで開設をPRしています。そのほか、県内外の移住相談機関や移住・交流イベントでチラシを配るなどセンターの周知に努めているものの、まだまだ認知度は低いそうです。それでは、移住相談を受け付けていないときは何をしているのですか?と、中西さんの1日に同行させてもらいました。

能美にご縁のある人全員が「のみぐらし」の伝道者!


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午前中は地元ケーブルテレビ局と能美市がコラボレーションして放送している番組「のみぐらし」のインタビューです。能美市で暮らす移住者・定住者の視点から能美市で暮らすきっかけ、仕事、能美の良いところなどを密着取材します。お話を伺った日にインタビューしていたのは、能美市で里山の保全活動を行っている市民団体・能美の里山ファン倶楽部の会長・大口久司さんでした。

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大口さんは現役時代、転勤族で全国を飛び回る生活だったそうです。しかし、能美の里山ファン倶楽部の森づくり活動に参加して、自分が幼いころ遊んでいた能美の里山が荒廃している姿を見て、古き良き里山を取り戻そうとUターンを決意。シニア世代となった現在は、働きながら里山保全活動を続けているそうです。取材風景から、番組が日々の暮らしで見落とされがちな能美の暮らしの豊かさを、その地に住み暮らす「人」を通してさりげなく伝えることを大切にしているあたたかさが伝わってきました。

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午後は、石川県が新たに取り組んでいる「いしかわ移住応援特使」の能美市推薦者との打ち合わせです。いしかわ移住応援特使は、移住者の不安を軽減すべく、現地案内や相談対応する協力者を人材バンク化する制度です。中西さんが訪問したのは、建築・デザインの仕事をしている「さとやま設計社」の岩井庸之介さんと奥様の洋子さんです。

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岩井さんは能美市の「ワーク・イン・レジデンス制度(※)」を利用して、起業を希望する人材の移住を後押ししてきた存在。これまでに、陶芸家、ハム・ソーセージ専門店、イタリア料理店等、能美市の新たなランドマークとなる場所の誕生に関わってきました。中西さんは、ワーク・イン・レジデンス制度の担当だった当時、岩井さんの移住者へのきめ細かなサポートを見てきて、「いしかわ移住応援特使」への推薦を決めたそうです。
(※)職住一体型の起業を支援する定住促進制度。平成30年度から「創業支援補助金制度」に事業統合

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中西さんがあちこちに出かけ、いろんな人と話している姿を見ると、とにかく能美のことや能美で暮らしている人が大好きなのだと感じます。自分のことは言葉少なめな半面、能美で暮らすステキな人となると、途端に熱く、長い語りが始まります。「『石川県の能美市です』といきなり言っても、まちの名前を知っている人は少ないかもしれません。しかし、元メジャーリーグ選手の松井秀喜さんの出身地、伝統工芸・九谷焼の産地なんですよ、と話すと、途端に親近感が高まって会話が始まります。

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家庭菜園が楽しめて、気軽にキノコ採りや里山のハイキングに出かけられる。石川県に一つしかない動物園『いしかわ動物園』や辰口温泉、北陸先端科学技術大学院大学もある。人との距離感が程よい人口5万人のまちに、ぎっしりと宝物が詰まっている感じですね! 能美の市名の由来は『物事を成し得るすばらしい力(能)と美しい(美)自然環境のある地』。この名前に可能性を感じてこのまちで夢を叶えてみたい!と思った方は、ぜひ「のみ移住サポートセンター」にご相談ください。」
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