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「地域おこし協力隊」として加賀市の魅力発信

どこにいても人と繋がれるインターネットの魅力


加賀大聖寺駅から徒歩で約10分、「加賀神明宮」のほど近くにある町屋で、移住コンシェルジュとして移住検討者の相談や加賀での暮らしの体験をサポートしている山田真名美さん。彼女もまた、東京の生まれでありながら、石川県加賀市に移住してきた一人です。大学卒業後、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイに入社。5年ほど務めた後、結婚を機に退職し、旦那さまの地元加賀市へ移住しました。

「高校生の頃からインターネットに将来的な可能性を感じていたので、大学卒業後にスタートトゥデイに入社しました。地域間の差もなく、共通の趣味を通じていろんな人とつながりを持てるところがインターネットの魅力なので、加賀市に住むことにもあまり抵抗はなかったです。加賀の方からは、『こんな、なんもないとこにきて〜』と言われるんですが、住んでみると意外となんでもあるんだなと思いました。」


「地域おこし協力隊」として経験を生かす


加賀市に来てから慣れない土地や人との関わりを持つために、「地域おこし協力隊」に応募した山田さん。実際に移住してきた経験があるからこそ、移住を検討している人にとって本当に必要としている情報が分かり、加賀市の色々な魅力を伝えることができます。

「移住コンシェルジュを選んだのは、SNS やインターネットを使って加賀市の情報を発信するというところが、今まで自分がやりたかったこととつながっていて魅力的だったからです。現在の活動としては、移住を考えている方への情報提供や現地案内、移住フェアへの参加などです。また、個人的に発信しているサイト『加賀ぐらし(https://kagagurashi.com/)』の運営をはじめ、フェイスブック、ブログなどの SNS を利用して加賀市の情報を定期的に発信しています。」

平成 28 年度に加賀市の移住相談にこられた数は100 人くらい。その中で 5 組 11 人の方が実際に移住しているそうです。

「私が担当させていただく方は 20〜40 代の方が多いですね。『加賀ぐらし』は、地域の人や加賀市に関わる人たちにスポットをあてて紹介しているローカルメディア。そのサイトを見て、興味を持っていただき、移住体験に来てくれる方もいます。移住に関心が高い人たちは長く滞在されて、私もその間はご本人のリクエストを伺いながら、アテンドさせていただきます。本気で仕事を探している方であれば、短期のアルバイトを紹介しますし、観光しながらのんびりと過ごしたい方には地域の方と交流会や町の案内をしています。」

良いところも悪いところも受け入れることが大事


若い世代であれば、移住で一番気になるのは仕事があるかどうか。地方では仕事がないというイメージがありますが、加賀市には人手不足が深刻な業種もあり、思っているより仕事も求人もあるそうです。山田さんは仕事はもちろん住居の紹介もし、移住相談者にとってはとても頼もしい存在。しかし、なかなかうまくいかないことの方が多いと言います。

「大切なのは、お互い無理しないこと。例えば、一週間滞在される移住体験の方を、観光客におもてなしするように楽しいところだけを紹介しようと思えばいくらでもできると思うんです。でも、冬になれば雪も降り寒いですし、車がないととても不便。生活をすると良いところばかりではありません。ありのままの加賀市を伝え、本当に移住できるのか?ということを、よく考えてほしいと思います。また、加賀市には『 かがやき塾(https://kagagurashi.com/kagayaki/)』という地域づくり塾があります。いろんな人が集まって、一生懸命まちづくりをしているところも加賀市の魅力です。こういった活動に理解を示してくれる人にも、ぜひ来ていただきたいと思います。」

地域に関わる活動に今後も尽力したい


「消滅可能性都市と言われている加賀市ですが、面白い人たちが繋がりながら、支え合って頑張っている姿を伝えたくて自発的に始めたのが『加賀ぐらし』です。地域で人手不足で困っている企業や、新しいお店を出してもなかなか人が来ないなど、まだまだ課題がたくさんあるので、頑張っている企業やお店をサイトで特集することで、今後もずっと継続していきたいと思っています。」

読者が移住者になって定住していくというストーリーをイメージして作っているという「加賀ぐらし」。加賀を知ってもらい、興味をもってもらうことが第一歩。そして加賀市に足を運んでもらい、移住を考えた時に、「加賀ぐらし」の中に自分のやりたいことのヒントが転がっている。そんな場所を作っていくことが目標だそうです。

参考|「加賀ぐらし」 https://kagagurashi.com/
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