ILAC

地場産業を巻き込んだ「地域活性」を目指す

「ものづくり」で、笑顔をつくる


石川県金沢市にある「株式会社キシテック」。代表取締役の岸竜也さんが2006年に独立開業したのち、2008年に株式会社化した会社です。



主な事業内容は工作・産業機械の設計で、新事業として2014年から高精細3Dプリンタを導入し、試作品造形や3Dデータ作成も手がけています。
3Dプリンタ事業の中には、専用のスキャナーで顔の3Dデータをとり、本人そっくりなリアル3頭身フィギュアを作成する、というインパクトのあるサービスも。結婚式のウェルカムドールや、家族や友人へのプレゼント、キーホルダーなど様々なグッズに展開されており、アイデア次第でどんどん幅の広がる事業です。



元々「ものづくり」が好きだった岸さん。将来的な独立を見据えて、飛行機整備の仕事や、機械加工会社、鉄工所、設計会社や機械メーカーでの営業など様々な仕事を経験し、知識や技術を得るだけでなく、人とのつながりを作ってきました。



「石川県といえば伝統工芸が有名ですが、実は機械メーカーや加工企業など、地元でもあまり知られていない、ものづくりの高い技術を持つ町工場がいっぱいあるんです」と岸さん。「何か新しいものを作りたいと思ったときに、自社だけでは難しくても、アイディア実現のために協力してくれるところがたくさんある。そういう企業と、どんどんコラボレーションしていけたらと思っています」
3Dプリンタ事業には、3D技術を通して地元企業や産業の魅力を打ち出し、地域を活性化したいという思いも込められています。



いま必要な即戦力をスムーズに採用


既存事業の仕事量の多さに加え、新規事業を軌道に乗せるため、会社に新しい人材を増やしたいと考えた岸さん。ハローワークや人材派遣会社にあたるも、希望に合う人はなかなか見つかりませんでした。そんなとき人材派遣会社から「いしかわ就職・定住サポートセンター(ILAC:アイラック)」を紹介され、まずは会社の求人を登録。すると「ちょうどいい方がいる」と、愛知県からの転職希望だった田中翼さんをすぐに紹介され、そのあとはトントン拍子に採用が決まったと言います。



ILACを利用しての感想を伺うと、岸さんは「とても使いやすく、助かる」と即答。その理由として、希望にマッチした人材を紹介してくれること、「トライアル事業」があることを挙げ、非常に無駄のない紹介システムです、と満足度の高い様子でした。

「トライアル事業」とは、石川県内企業へのUIターン転職希望者に向けて、事前研修や企業での就業体験ができるプログラムのことです。田中さんも、キシテックでの3か月間のトライアルを経て、正社員採用が決まりました。

人材は、未来を作る力


2017年12月に採用された田中さんは、もともとは愛知県出身ですが、幼少期と学生時代の18 年ほどを石川県で過ごした経験があり、人の温かさや環境に惹かれて石川県内への転職を希望したそうです。



田中さんを担当したILACの川上泉さんは、「ご本人は愛知県にいながらの転職活動だったこともあり、会社についての不明点などは私が岸社長に直接聞いて、それを彼に伝える、というように2人3脚でサポートさせてもらいました」と話してくれました。田中さん自身も、トライアル期間中はもちろん、採用が決まった後も川上さんが気にかけて、こまめに連絡をくれたことで、安心して活動を進められたとのこと。
キシテックでは、田中さんの入社から約半年後にも、ILACを利用した2人目の採用がスムーズに決まりました。

「落ち着いたら、またよい人材を増やしたいと思っています」

静かでやさしい語り口が印象的な岸さんは、自身の会社の将来と地場産業の未来を見据えながら、今日も人を笑顔にする「ものづくり」に邁進しています。

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