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化学による新たな創造と、豊かな社会

独自製品の開発力で「相談すれば必ず答えをくれる会社」へ


ポリマーの研究開発から、生産、営業までメーカーとしてのすべての機能を備えている根上工業株式会社。ポリマーという言葉にあまり馴染みがないかもしれませんが、いわゆる『中間材』と呼ばれる化学製品を開発している会社です。根上工業で作られたポリマーは、製品の製造工程で使われたり、そのまま製品の一部として使用されるなど、様々な用途で使われます。携帯端末や光ファイバー関連、ハードディスクや液晶パネルなど電子関係、歯科材料や化粧品向けなど、その用途は実に幅広く、製品によって求められるポリマーも千差万別です。根上工業は企業からの注文に対して一丸となって応える開発力と製造力を兼ね備えています。



理系出身が1/3を占める研究開発型の会社


元々は繊維向けの樹脂を製造していましたが、研究開発を推し進め、塗料向け、電子材料向け、化粧品向けなど多岐に渡るポリマー・オリゴマーを製造する会社となりました。ポリマーは硬い固体もあれば、繊維・糸状のもの、柔らかく弾性があるもの、液体、と様々な状態が含まれます。生産設備まで完備しているので、ニーズに合わせてありとあらゆるポリマーを製造する事が可能です。従業員数約110名の内、1/3は研究開発関連業務に従事しており、大学の研究室で使われるような実験器具・機械を使用しています。

根上工業初である、博士号の学位を持つ研究部の畠中さん。根上の強みはカスタマイズ力にあるとのこと。
「基本的にはお客様の要望に毎回応える業務内容です。お客様も研究者なので、求めているものが専門的なオーダーが多いです。少量のサンプルを求められたらまず作成し、実際に評価してもらいます。納得いただけるものができるまで対応・改良を重ねることも多いです。一社に対して一社のグレードで製品を作るので、お客様の数だけ試作品がある状態です。また、実験室で1リットルの規模で作れたら、次は工場の100~200リットルの規模でも同様に製造できるか立ち会います。根上の研究員はそこまで立ち会います。その後問題なければ1000~6000リットルの最終製造まで進むのですが、会社の人間でもお客様先での最終形態を知らない事があります。それもまた面白いところですね。」



従業員は大切にするという企業理念


風通しのいい社内風土の基盤づくりに尽力されている、総務部の栗林さん。
「採用活動には力を入れています。都市部の一部大学には個別で説明会なども行なっています。社内環境はかなり良いですね。根上は社長自身が元々技術者なので、クリエイティブな発想が生まれるよう社内環境を重視しています。明るくあろうという経営方針にもあるように、前向きな気持ちの社員が多いです。新しいものを作って社員に還元していこうと、大浴場やトレーニングルーム、休憩室などが完備されています。また、2年に一度の海外社員研修があり、ハワイ研修やオーストラリア研修、シンガポール研修がありました。根上工業を支える発想力はこんなところからも養われていると思います。」



積み重ねるスキルを得られると語る、営業部の杉本さん。
「違う業種からの転職者なのですが、研修の手厚さに驚きました。4月~8月までの新人研修の他に、研究部へ移って落とし込みがあるのです。営業に関しては文系出身が多く、今まで知らなかった知識を半年で補ってから、約一年後に営業配属になりますので、製造のイメージもつきます。
最初は業務内容に未知の部分が多かった為、不安もありました。しかし、実際働いてみると『やりがい』の多い仕事です。固定化された商品を販売するのではなく、企業が今必要な物を作り出してご提供するので、懸濁重合で多品種少量生産に対応できる数少ない企業のひとつだと感じています。研究工程など関われる箇所や行動が多く、自分の仕事がダイレクトにお客さんに伝わります。他の業種の営業ではこれほど実感できない事ですが、日々の業務の積み重ねが根上工業の営業マンとして着実にスキルアップしているのを感じています。」



部署間のコミュニケーションが普段から多く『現場で何かが起これば誰もがすぐ動ける状態』など、社内でのチームワークの良さが伺えました。また、根上工業では健康な体づくりの一環として部活動があり、活動費は会社から支給されています。特に駅伝部の活動は活発で、金沢マラソンや近隣の大会に出場しており、ウルトラマラソンに出場する強者もいるとのこと。総じた社内環境の良さが独自の開発力と、豊かな社員力を培っていました。

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